学級活動

学級会で一番大切なこと 〜知らないと学級が荒れるかも〜

学級会で一番大切なこと

答えは…

子どもが「やわらかい伝え方を学ぶ」ことです。

やわらかく伝えられない学級は、話し合いがギスギスします。

話し合うことを恐れる子が出てきます。

強く発言する、一部の子だけが輝く学級となります。

結果、学級は荒れます。

新米先生

「伝え方」については、学級会じゃなくても、普段の授業でも学べるのではないですか?

国語や算数でも「話し合い」はしていますよ。

ポン太先生

確かに「話し合い」はどの教科でもやります。

しかし、学級会で話し合われる内容は、「子どもの生活そのもの」です。

自分たちの生活に直接関わる内容ですから、子どもは本気になります。

その結果、強い言い方になる、相手を打ち負かすような言い方になる場面が、少なくありません。

新米先生

なるほど。

ある意味、子どもの「素」が出てしまう感じですかね?

本気であるがゆえに、伝え方への配慮が弱くなるのですね。

ポン太先生

その通りです。

「みんなで何をして遊ぶか」という内容でも、相手を打ち負かして、絶対に自分の意見を通そうとする子を、見かけることがあります。

新米先生

遊びは、子どもの生活そのものですからね…。

子どもにとっては重要な内容ですよね。

ポン太先生

つまり、「子どもの生活を取り扱う話し合い」「話し合った先には必ず実践活動がある話し合い」では、子どもが自分事として本気で話し合いに参加します。

そういった場でも「望ましい伝え方」ができるのであれば、子どもの力は本物です。

ポン太先生

「つい、強く伝えてしまいそうになる」ような学級会の場で「やわらかく伝える」学習をするからこそ、切実感のある学びとなるのです。

新米先生

なるほど!

もっと詳しく知りたいです!

学級会を通して学べることの1つが

「やわらかく伝え合うことの良さ」です。

これを子ども達に、体感してもらうのです。

この心地よさを味わうと、子どもは自分の学級が好きになります。

安心感が高まり、活発に意見を言い合える学級になります。

厳しい意見でもやわらかく伝えるので、相手に受け入れられます。

そして、切磋琢磨が生まれます。

その効果は他教科へも波及し、全ての学習で協働性が発揮されます。

「やわらかい伝え方」と一言で書きましたが、

「受容的な態度」や「仲間を置いてきぼりにしない、温かい風土」も含まれていると考えてください。

勝手に言葉の意味を付け足してしまい、申し訳ありませんが…。

どうやって学ぶのか

初めのうちは、

先生が意味づけたり、価値づけたりする方がいいと思います。

つまり、学級会の中で

「先生がいいと思ったことを伝える」ということです。

単純に「褒める」と考えてもいいのですが、高学年では何となく押し付けがましい感じになるので、あくまでも

「先生は素敵だと思った」

というスタンスがいいかと思います。

もちろん、子ども達との関係性にもよりますので、子ども達へ先生の声が十分に届くのであれば、思いっきり褒めて「みんなでお手本にしていこう」とストレートに伝えてもいいと思います。

もしくは、子ども達が

価値ある行動だと納得できるのであれば、

「これっていいと思わない?じゃあ、そんな学級にしていこう」

と伝えていけばいと思います。

価値づけたい態度・言葉・行動

以下のような、態度・言葉・行動が見られたら、ぜひ価値づけた方がいいと思います。

プラスのつぶやきをする

誰かの発言に、言葉を重ねることはルール違反ですが、プラスのつぶやきは大いに結構だと思います。

「なるほど」「いいね」「あぁ〜わかる」など、思わず相手を認めるような言葉が出る時があります。

大きな声や、過度な賛同の声は同調圧力を引き起こしますので、注意が必要です。

あくまで「つぶやき」程度です。

仲間の意見を最後まで聞く

当たり前のことに感じますよね。

しかし、議論が白熱すると、話している途中で言葉を重ねる子が、出てくることがあります。

こうなると安心感は損なわれます。

自分とは反対の意見であっても、最後まで聞く態度が見られたら、価値づけましょう。

「○○さんの意見は、すごくいいのだけれど〜」

時々、こんな「まくら言葉」をつけて、発言できる子がいます。

反対意見や心配事を伝える時でも、いったん相手の意見を認めていることを示すわけです。

相手の意見や気持ちを、大切にしていることが伝わってきます。

やわらかい言い方をしている

これは「優しい言い方」とも言えるかもしれません。

そんな話し方をする子が、1人はいるのではないでしょうか。

発言に反応する

「いいな」と思う意見には拍手をしたり、うなずいたりするなど、反応を返しながらお友だちの意見を聞いている子がいます。

参加意識も高まりますし、発言した子も「聞いてもらえた」という気持ちになります。

キラキラ光線を出す

相手を受け入れる気持ちで、目をキラキラさせて、あいづちなどをしながら、聞く子がいます。

これは4月に指導する内容でもあります。

キラキラ光線について詳しく知りたい方は【学級の荒れを防ぐために必ずやること(5分でできます)】の記事も読んでみてください。

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先生が最高のお手本となる

「やわらかい伝え方」を、子どもが身につけるために一番大切なことは…

「先生が最高のお手本となること」です。

先生自身が、普段から「やわらかい伝え方」を上手にやって見せるのです。

そして、子ども達が「ポン太先生の話し方っていいな」と感じれば、自然と身についていきます。

そもそも、先生は口先だけで、行動が伴っていないのであれば、子どもは納得しません。

子どもは

「先生が言った」ようには育ちません。

「先生がやった」ように育ちます。

確か、偉い人がこんな言葉を言っていました。

やわらかい伝え方が身についた学級は、先生も子どもも、幸せな時間を過ごせますよ。