教材研究に役立つアプリとは?
先に答えを言ってしまうと
XMindというアプリを使います。
教材研究をする時って、アイディアが色々と出てくることがあるけれど、それを上手くまとめられないんですよね…。
考えている間に忘れちゃうこともあるし…。
教材研究は、とても複雑で、頭では整理しづらい作業です。
・子どもの実態はどうか
・授業の中心となる問いは何か
・授業の流れをどうするか
・授業にどのような活動を入れるか
・授業までに何を準備するのか
などなど…考えることが多く、それぞれが上手くつながっていないと授業が成立しません。
えぇ!!
じゃあ、私には教材研究は難しいのですね…。
そんなことはありません。
複雑な問題ほど「可視化」して「見える化」することで、理解しやすくなります。
ノートに書くのもいいのですが、それ以上に頭をスッキリさせながら考える方法があります。
その方法を教えてください!
もちろんです!
一緒に考えていきましょう!
なぜアプリを使うのか?
このアプリを使用します。
いわゆる「マインドマップ」を作成するアプリです。
私は以前まではiPadのノートアプリを使って、教材研究をしていました。
というか、今でもそうやって教材研究をしています。
XMindを使う時は、難しい教材研究をする時のみです。
例えば、研究授業などですかね。
とにかく、複雑で難しい問いを解決する時に、XMindは最大の効果を発揮します。
実際の使い方(例)
XMindは無料版と有料版がありますが、無料版でいいと思います。
無料版でも十分な機能が使えます。
XMindを立ち上げて「新規作成」を選ぶと、こんな感じで好きなレイアウトを選ぶことができます。
下へスクロールすると、もっとたくさんのレイアウトがあります。
レイアウトを決めて、画面を進めるとこうなります。
中心トピックの周りに、枝分かれしたトピックがあります。
Tabキー(Macでは →|キー)を押すと、さらに枝分かれしたトピックを無限に増やせます。
これが、基本の使い方です。
私の使い方
私の授業構想です。
中心トピックは「なりたい自分 目標を立てよう」です。
学級活動⑶の授業づくりです。
右側には、メイントピックとして
・導入(つかむ)
・さぐる
・見つける
・決める、実行する
を書きました。
つまり、授業の流れに沿って、必要なことを考えていったということです。
左側のメイントピックは、授業の流れとは直接関係ない、私の課題です。
・切実感を持たせるための工夫
・板書の課題(低学年っぽい板書にするために)
を書いています。
さらに、これを見ていただきたいのですが…
私のマインドマップの右上の部分です。
このように、オレンジの矢印を、好きな場所に伸ばすこともできます。
私は主に「私が準備すること」をオレンジの矢印で書きました。
また、オレンジの点線で囲んだり、概要として }マークで まとめることもできます。
トピックの位置を変えたり、矢印の位置を動かすことも、思いのままです。
とにかく、作業の序盤は「思いついたことをひたすら書きまくる」のがいいと思います。
あとから、移動したり、削除したりすることができますので。
よかったこと
・思いついたアイディアを忘れない(書くよりも速いので)
・思いついたことをどんどん書き出して、あとから整理できる(手書きだと、そうもいかない)
・きれいに可視化できる
・頭の整理がしやすい
・教材研究の時間が短くなる
・あとから見返しても、自分の財産になる
・パソコンで出来る作業が増えて、テンションが上がる(私はMacをさわること自体が好きなので)
上手く伝えられなくて申し訳ないのですが、百聞は一見にしかずです。
まずは使ってみてほしいです。
テンションだけでなく、教材研究の質、スピードともに上がることが実感できるはずです。
よくなかったこと
これは正直、思いつきません。
一応、無料版の制限として、以下のようなことがあります。
XMindで作ったマインドマップを書き出す時(エクスポートする時)に、PNGかPDF形式しか選べないということです。
有料版だと、WordやExcel形式で書き出すこともできるようです。
私は、PNGとPDFで十分です。
ですから、全く不満はなく、むしろ無料版で大満足です。
終わりに
XMindは、かなり優秀なアプリです。
使い方も、私が紹介したものだけではなく、もっと様々な活用法があるはずです。
今後も、思いついたら紹介していきたいと思います。
先生の仕事が、少しでも効率化され、時間短縮になればいいなと思います。