はじめに
新型コロナウィルス感染症の影響で、外出自粛や学校の休校措置など、これまでに経験したこともないようなことが次々と起こりました。
私がこの記事を書いている今は、全国で少しづつ学校への登校が再開しています。
しかし、今後もウイルスへの警戒や対策は必要なようです。
開催できなくなった学校行事もあるのではないでしょうか。
学校全体で取り組んでいくべきことや、工夫するべきことはたくさんあるかと思いますが、私はとりあえず
「学級活動でやれること」を少しづつ紹介していけたら…と思います。
学級活動にできることは何か?
いわゆる「三密」を避けた状態で、どのように学級活動を展開していくか、たくさんの先生方が頭を悩ませていることだと思います。
私もそうです。学級活動といえば「みんなで話し合い」「みんなで活動する」ことをイメージするので、現在の状況では実践は厳しい…と考えてしまいます。
しかし、学級活動は⑴の活動だけではありません。
もちろん⑴の活動もこれから工夫して取り組んでいきたいと考えています。
でもまずは、
子どもが主体的にウイルスと向き合うためにも、学級活動⑵から始めてみてはどうかと思います。
学級活動⑵の授業をする
緊急事態宣言が発令されている今、授業をこれまで通りに行うことは厳しい状況です。
しかし、こんな時だからこそ、子どもが学べることもあるはずです。
まずは学級活動⑵で、子ども一人一人が意思決定をする授業をやってみてはどうでしょうか。
こういった内容を、
子ども自身が調べ、考え、自分にあった対策を考えていく活動をしてみてもいいかな、と思いました。
子どもは、先生や保護者からすでにたくさんの情報を聞かされていると思います。
ですが、それだけでは
「本当に理解している」と言うには不十分な気がします。
子どもは、実際に自分の頭や体を動かして考えることで、生きてはたらく学力が身についていきます。
そして自分で考えて導き出したことは「活用」してはじめて、豊かな学びとなっていくはずです。
例えば、以下のようなワークシートを作成して、学級活動⑵の授業を進めてみてはどうでしょうか。
低学年であれば、先生が発問して、子どもが答えたことをイラストなどで板書していけば、授業ができると思います。
最後の「めあて」も、子ども一人一人が自分のめあてをイラストで表現するといいかなぁと思います。
1年生の学級での実践。
すぐに効果が出る
「コロナにまけない」の授業紹介の記事もあります。
興味がある方はどうぞ。
終わりに…
教育現場も、全国的に厳しい状況が続くかと思います。
こんな時だからこそ、子どもや保護者の不安をできるだけ解消しながら、先生にできることを考えていきたいな、と思います。
誰かが「ピンチはチャンス」と言っていました。
工夫や知恵を出し合い、新たな何かを生み出すチャンスなのかもしれません。がんばっていきたいと思います。