ICT活用

先生のためのiPad活用 〜教材研究編〜

「紙のノート」よりも「iPadのノート」の方がいい

他の記事でも紹介しましたが、ノートに関する

「優れた機能が全てiPadとApple Pencilのみで行える」ということが、iPadをオススメする1番の理由です。

つまりノートや文房具が増えることなく身軽です。

何色ものペン、定規や修正テープ、グルースティックなどを持ち歩く必要は、もうありません。

iPadのノートアプリでできることをあげます。

・資料を全てその場でスキャンできる
(ノートに貼り付けも)

・資料や写真の貼り付け、トリミングも一瞬でできる

・ペンは万年筆、ボールペン、筆ペンなどから選べる
(色もたくさん)

・消しゴムがついていて簡単、綺麗に消せる

・蛍光ペンがある
(色もたくさん)(しかも勝手に真っ直ぐな線になる)

・真っ直ぐな線や綺麗な図形がかける
(例えば○を描いたら勝手に綺麗な○になります)

・テキスト入力ができる
(囲み枠、背景色、文字色の変更もできる)

とりあえず、先生が教材研究ノートでやりたいことはほとんどできると思います。

しかもペンを持ち替えたり、他の道具に持ち替えたりする必要はありません。

全てApple Pencil1本で出来ます

こんなにオススメしていますが、もちろん私はApple社とは何の関係もありません。

純粋に、先生の仕事がもっと効率的になって、時間や心の余裕が生まれるといいなぁという思いからです。

実際のノートを見てみよう

 それでは、実際にiPadのノートアプリを活用した教材研究の様子を書きます。ちなみに私は「グッドノート5」というアプリを使っています。ノートアプリは様々なものがあるので、ご自分に合ったものを使えばいいかな、と思います。また、今回は「iPadを活用した教材研究ノートの様子」をお伝えしたいと思いますので、私の字の下手さや教材研究の浅さ(方法も)などは、お気になさらないでくださいね。教材研究ノートを使っている「雰囲気」が伝わればいいなぁと思います。

「教材研究」フォルダの中身

「教材研究」というフォルダの中身は、こんなふうに「01国語」「02算数」…などと、教科別にノートを作っておくと便利です。

国語の教材研究

はっきり言ってなぐり書きのように見えますが…Apple Pencilの性能のせいではありません。

1ページを3段に分けて、1時間の授業を1ページで教材研究することを基本としています

算数の教材研究

算数も基本的な使い方は国語と同じです。

上段に本時の板書・発問計画を書いて、中段が実際の板書です。

前時の板書を見ながら、次時へと子どもの思考がつながるように(とてもそうは見えない…)、次の授業計画を立てます。

道徳の教材研究

道徳は他教科とは少し違った流れになります。

1ページを3段に分けることは同じです。

上段は「思いつくままにとりあえず書く」ということにしています。

道徳の発問を考えることは、私にとってはかなり難しいことです。時間もかかります。

そこで、とりあえずサッと書いてみて、2、3日寝かせることにしています。

そしてしばらく過ぎてから、中段に本番用の板書・発問計画を書きます。

下段は実際の板書です。それをみながら、反省と課題を次の授業に生かしていきます。

終わりに…

iPad関係の記事を書くときはなるべくお伝えするようにしていますが、ICT機器を活用する際は、とにかく

情報管理への配慮が必要です。

子どもの顔と名前が一致するような画像やデータは安全な場所へバックアップをとり、早めに削除することをオススメします。

それと、

iPadは校内ではオフラインがいいです(機内モードでOK)。

何かしらの誤作動で情報漏洩が起こらないとも限りません。

iPadは「ノート」としての機能だけでも十分すぎるほどの価値があります

まずは日々の仕事で使う「紙のノート」や「文房具」を無くし、カバンの中身を軽くしてみるのもいいかなぁ思います。